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今日は、折り紙供養の日です。折り紙作家の河合豊彰氏が提唱しました。
戦争が終わってから10年後、佐々木貞子さんは原子爆弾の光を浴びたことから血液のガンを発症しました。願い事が叶うと信じて、鶴を折り続けていた貞子さんでしたが、12歳のときに、お亡くなりになりました。白血球の増加を防ぐ薬の包み紙で折った赤い小さな折り鶴は今、海を渡り、ニューヨーク9.11同時多発テロの資料館であるトリビュートWTCビジターセンターに展示されています。言葉がちがっても、いのちを大切に思う気持ちは同じ。この絵本に掲載されている「INORI」という曲は、貞子さんの甥・佐々木祐滋さんが作曲された曲です。この曲には、もう二度と誰にも辛い思いをしてほしくないという願いが込められています。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊1381 (2016/10/05)