[BookShelf Image]:1391
1924年の今日、演出家の土方与志(ひじかた よし)・小山内薫(おさない かおる)らが、新劇運動の拠点となる築地小劇場を開場。日本初の新劇の常設劇場でした。
役名と科白は原作のままで、物語を安土桃山時代に置き換えた「NINAGAWAマクベス」など、日本人の感性で読み解く演出で知られた、演出家の蜷川幸雄(にながわ ゆきお)さん。「世界のニナガワ」と呼ばれた彼は、先日、人生の幕を閉じました。蜷川さんが演出した作品の解説や彼をめぐる人々のインタビュー、著名人との対談を載せた蜷川解読本。美術家の山口晃さんとの対談で発せられた、”最近は「わたし」を許し過ぎてしまっている、若者のつぶやきみたいな演劇が多い”という言葉などに、彼の世界観を一度は味わってみたかったと思わされました。 MCL編集部 (そ)
今日の一冊1267 (2016/06/13)