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アンネの日記の日。1942年のこの日、ユダヤ人の少女アンネ・フランクによって「アンネの日記」が書き始められました。この日記はアンネの家族が、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害を逃れるため、隠れ家に身を隠す少し前の、13歳の誕生日に父から贈られたものでした。日記はアンネたちがナチスに見つかり、隠れ家から連れ出される1944年の8月1日まで記録されています。
今回ご紹介するのは、作家志望だったアンネが「アンネの日記」の中で書き残した童話13編を収録したものです。どれも女の子や、妖精などを主人公にした可愛らしいお話しばかりで、隠れ家生活という不自由な生活を送っている少女が書いているとは思えないほどに。不自由な生活の中でもアンネの心はどこまでも自由だったことを感じられる一冊です。 ＭＣＬ編集部（実）
今日の一冊1266(2016/06/12)
