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税理士記念日。日本税理士会連合会が1969(昭和44年)に制定。1942(昭和17)年の今日、「税理士法」の前身である「税務代理士法」が制定されました。国民・納税者への申告納税制度の普及・定着を図り、税理士制度の意義をPRすることを目的として、各地で無料納税相談が行われます。
私たち日本国民には「納税の義務」が課せられていますが、支払った税金がきちんと使われているのかどうかチェックする人はどれだけいるでしょうか。「お上まかせ」の国づくり、町づくりではなく、納税者であり主権者である私たちはもっと「税」に敏感になるべきだと著者は警鐘を鳴らしています。戦前までは国の統治者に主権があったため、非統治者である臣民が納税の義務を負わされるので、非統治者にとっては「強制的に奪われるもの」と思っていたでしょう。戦後国民が主権者となり、自分たちが支払う税金は主権である私たち国民のために使われるはずなのに、「取られている」という感覚があるのは「主権者」になりきれていないからなのかもしれません。「取られる」から「使う」納税者として、今が変わる時です。 MCL編集部(修)
今日の一冊1156 (2016/02/23)