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2(ふ)9(く)の語呂合わせで「福の日」。
福を呼ぶ動物として親しまれているふくろうであり、アイヌ民族にとっては最高神として存在するシマフクロウ。そんなシマフクロウの夫婦のお話です。お互い親から離れて独立し、自分の力で生きていく中でつがいとなる相手と出会い夫婦となります。夫婦は北海道の厳しい自然の中、二羽一緒にいる幸せが長く続くことを願いながら仲良く過ごしていました。シマフクロウの命は20年。別れの時が少しずつ近づいてきます…。北海道生まれの木版画作家によるこの作品は、「いきるよろこび」シリーズとして刊行され、どの作品も北海道の雄大な自然と動物の息吹が感じられます。動物たちの生と死がありのまま表現され、木版画で描かれた動物たちから息遣いが感じ取れます。年齢に関係なく心に響く絵本です。 MCL編集部(修)
今日の一冊1142 (2016/02/09)