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今日は、日本最低気温の日です。
昭和37年12月、北海道学芸大学函館分校(現・道教大函館校)山岳部11名が旭岳で遭難。10名が死亡、リーダーの1人のみが生還という北海道山岳史上最悪の事故でした。報告書作成以来、45年間沈黙を貫いてきたリーダー・野呂幸司に取材し、壮絶な遭難事故の全貌とその後の彼の人生を綴ったノンフィクション。自らも生死を彷徨い、凍傷により両足を切断。仲間を失い、たったひとり生還したことによる苦悩を計り知ることはできません。しかし、10人分のいのちを背負って生きると決めた生き方は、並大抵の精神力では到底できることではないと深く感じます。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊1127 (2016/01/25)