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1865年、シューベルトの交響曲第７番がウィーンで初演されました。
未完成交響曲として有名なこの曲は映画にも使われています。1947年に公開された「素晴らしき日曜日」。日本映画の巨匠・黒澤明監督が敗戦直後の東京を舞台に、貧しさに立ち向かう恋人の姿を描いた作品です。劇中、主人公が日比谷公会堂で、存在しないオーケストラを相手にシューベルトの未完成交響曲の指揮をするシーンがあります。登場人物が映画を観ている観客に向かって話しかけるという手法を初めて使った映画です。 ＭＣＬ編集部（知）
今日の一冊1088 (2015/12/17)
