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1846年、ベルリン天文台のガレが海王星を発見したので海王星の日です。海王星は太陽系の惑星で最も太陽から遠く、メタン、アンモニアを含む氷や液体の水を主体とした巨大な惑星です。太陽系惑星の中でも大きな惑星で、直径は地球の4倍ほどです。
そんな大きな海王星ですが、さらに大きな宇宙のなかでは本当に小さいということがこの本でわかります。地上から国立天文台を撮っている写真から始まり、ページをめくると上空10mから国立天文台を見下した写真になり、さらにめくっていくと100m→1000mと、視点が上がっていき、最終的には10の27乗m(1じょ㎞)先に辿り着きます。天文学の成果を結集して制作した、地球から宇宙の果てまで一挙に見渡せる宇宙の地図。遥か彼方の銀河や星たちの息をのむほどに美しい写真が満載です。子どもから大人まで楽しめる一冊です。宇宙はとても遠くまであり、想像することすら難しいですが、そこには数百億年も前の世界が広がっていて、数億年前の光が今の私たちに美しい宙を見せて楽しませてくれます。 MCL編集部(ま)
今日の一冊1003 (2015/09/23)