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1927年のこの日、銀座の三越呉服店で日本初のファッションショーが行われました。
文学ときもののデザインが生きがいだった宇野千代さん。宇野千代きものは、全体の色数をおさえながらも、染色の手法によって、独特の華やかさがあります。色調は、原色ではなく、中間色が特長で、このおさえられた色味が、女らしさを演出してくれると言います。いつの時代も時代の最先端をいき、オシャレを心から楽しんでいた宇野千代さん。私生活でも、一緒に暮らした男性の好みに合わせて、きものをかえていたという話はとても有名ですね。「自分をくさす人は、人の眼にもくさした通りの印象を与える。卑下することはない」という言葉が、私の胸にズドンと響きました。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊1001 (2015/09/21)