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1988年、奈良市の奈良そごう建設予定地(現・イトーヨーカドー奈良店)で奈良時代の貴族邸宅址が大量の木簡群(長屋王家木簡)とともに発見され、長屋王邸と判明した日。
紙が普及していなかった時代、昔の人たちは木片に墨で文字を書いていました。これを木簡と言います。木簡は歴史を読み解く貴重な文字資料となっています。本書では、旧石器時代の石器・縄文時代の土器から、江戸時代の金貨・銀貨や踏絵、農具、瓦版までを、発掘された出土品、貴重な遺物、精巧に再現された複製品の鮮やかな写真で紹介しています。私たちの祖先は生活を楽に、豊かにするために道具を発明し工夫を積み重ねてきました。それぞれの道具にこめられた祖先たちの苦労や願いに思いをめぐらせながら読んでほしい1冊です。 MCL編集部(ま)
今日の一冊0975 (2015/08/26)