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横浜港開港記念日・長崎港記念日。1859年の今日、前年に締結された日米修好通商条約により、神奈川（現在の横浜）と長崎の港が開港しました。
日本には外国から食品や物品、言葉などいろいろなものが伝わっています。それらは現代に生きる私たちにとって、これって日本独自のものではないの？と思うぐらい日常生活に馴染んでいるものがたくさんあります。この本で紹介しているカステラもその一つではないでしょうか。ポルトガルの「パン・デ・ロー」というお菓子が室町末期に日本に伝わり、嘉永（1624－44）初年には長崎で作られ各地に広まったそうです。なぜ「カステラ」と呼ばれるようになったかはこの本を読んでわかるとして、当時貴重とされていた卵や砂糖を使うカステラを食べた時、長崎や日本各地の人たちはどんな風に味わったのでしょう。きっと今まで味わったことのないあまーい味に、虜になったのではないかと想像します。 MCL編集部 （修）
今日の一冊0890 (2015/06/02）
