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今日は、シャンソンの日。1990(平成2)年のこの日、銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が閉店しました。
フランスの国民的シャンソン歌手とも言えるエディット・ピアフの「愛の讃歌」。シャンソンの名曲として世界中で親しまれ、多くの歌手によってカバーされました。「愛の讃歌」と言えば、朝の連続テレビ小説「花子とアン」で白蓮が駆け落ちするシーンのBGMとして使われた三輪明宏さんの歌声が鮮烈な記憶として焼きついています。こちらの本は、ゴダールの代表作「中国女」で主演を演じたアンヌ・ヴィアゼムスキーがピアフの名曲とともに、ある家族の軌跡を綴った作品。シャンソンをモチーフとした3篇の美しい物語で構成されています。「誰もが「愛の讃歌」のようなシャンソンに自分を重ね合わせ、さらにこれらのシャンソンを自分の歌にすることができるのではないだろうか」というアンヌの言葉が印象深く心に残りました。 MCL編集部 (ふ)
今日の一冊0735 (2014/12/29)