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1989年のこの日、横綱千代の富士の国民栄誉賞受賞が決定しました。
小さな体で大きな力士を豪快に投げ飛ばす姿は、昭和の大横綱と呼ぶにふさわしい活躍ぶりでした。相撲は力士が技能をぶつけ合い勝ち負けを決めるスポーツとして認識されていますが、そもそもの始まりは、人に見せるための催しだったようです。そう言われてみると横綱の土俵入りや関取の化粧まわしなど、相撲には見せることを意識した演出が数多く施されていることに気付きます。日本の伝統と言われながらも、多くの観客を動員して興行として成り立っていることを考えると、相撲は先進的なスポーツビジネスモデルなのかもしれません。 MCL編集部 (ちか)
今日の一冊0644号 (2014/09/29)