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「頭が高い!この葵の紋所が目に入らぬか!!」でお馴染みの黄門様と呼ばれた第2代水戸藩主「水戸光圀」が生まれた日。ドラマのように、光圀本人が諸国を漫遊したわけではなく、「大日本史」という書籍を作成するために部下が諸国を取材旅行したという事実が存在しています。幼少時は今でいう“不良少年”、問題児だったようですが、十代後半に史記を読んで感動して心を入れ替え、家督を継承したと伝えられています。『史記』は、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書です。宰相から武将、官僚、思想家さらに義侠、食客、庶民まで、あらゆる階層の人々の、乱世を生き抜いてきた中での出来事が紹介されています。現代にも通ずる人生の知恵や豊かな表現力が身につくかもしれません。 MCL編集部 (敬昌)
今日の一冊0564号 (2014/07/11)