啓蟄【文学】心にうつるもの。

　家族、仕事、恋愛。人生の折り返し地点にきた女と男が抱えるさまざまな問題を浮き彫りにした６つの物語『たそがれどきに見つけたもの』。37歳の妻子持ちの中堅メーカー営業マン。同期の失踪、アルツハイマーを発病した母、妻との間に吹くなすきま風。ごまかしばかりで生きてきた自分の心を見つめ直したとき何かが見えた、『九番目の雲』。療養中のかつての教え子のもとに、娘を届けることになった主人公。 札幌から熊本まで2000キロ。７日間の奇妙な旅を描いた『アシタノユキカタ』。

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