
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
今年も残りは5日あまりとなりました。大人になってからは忙しい忙しいと言っているうちに、アッという間に時間が過ぎて1年終わってしまうのは私だけでは無いですよね? 『モモ』の副題は「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」。町はずれの円形劇場あとに迷い込んだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気持になるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「おれは人生をあやまった」と思っている男性のもとに灰色の男があらわれて言います。「あなたは時間を無駄にはしていませんか?体の不自由な母親や車いすの友人・ペットのために時間を使うなんて無駄です。時間貯蓄銀行に時間を預けると利子も払ってくれます。5年で2倍になります。」彼が預けたはずの「時間」は果たしてどうなってしまうのでしょうか?小学校高学年以上の方向けの児童書ですが、毎日忙しい大人の方もお勧めします。
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『サンタクロースってほんとにいるの?』 子どもに聞かれて、何て答えていいかわからなかったという経験はありませんか?子どもだったら、だれもが不思議に思うサンタについての疑問に、答えるお父さんとお母さん。なにげなく答えている中にも、子どもに対する愛情がよく伝わってきます。日常の親子の会話の様子が、ユーモラスな絵で表現されています。大人は、「なるほど。こういう風に答えるといいな」と、うなずいてしまう絵本です。
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半沢直樹シリーズ3作目の『ロスジェネの逆襲』。子会社の東京セントラル証券に飛ばされたバブル世代の主人公・半沢直樹が、ロスジェネ世代の部下とともに、親会社から受ける圧力や嫌がらせに知恵と男気で倍返し。「そんな銀行マン、いるわけないよ」と思いつつも、胸のすくスリリングな展開に、勧善懲悪好きは喝采を送る。テレビ放映に合わせたように銀行の不祥事が重なり、半沢現象がより脚光を浴びた2013年、今年の流行語大賞に「倍返し」は当確でしょう。同級生の幾人かが銀行に就職した。彼らは今、どうしているだろう・・・。※ロスジェネ:ロストジェネレーション(さまよえる世代)の略。バブル崩壊後の就職氷河期に新規卒業者となった世代で、正規雇用の道を断たれることが多く、格差社会や貧困の体現者ともされる。
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