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すでに50歳を迎えた自分ですが絵本を読む機会があり、ふと見た一冊に感動しました。その絵本の作家である、ヨシタケシンスケ氏の三冊をこの度ご紹介させていただきます。
最初の一冊は『もしものせかい』です。私なら大切にしていたものが急になくなるとしたら、思い出の中に閉じ込めようと思いますが・・・。とにかく読んで感じて頂きたいです。この作品を子どもの頃に読むか、大人になってから読むかで感想が変わりそうです。
次は『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』です。子どもから老人まで、さまざまなシュチエーションで繰り広げられる「理想と現実」、「明と暗」を表現したイラストに、日常生活のささやかな幸せを発見できる作品です。
最後の一冊は『なんだろうなんだろう』です。普段私たちが会話している、その時々の何気ない単語に着目し、その意味をとてもわかりやすく表現しています。読んでいる途中で何度も「そんな状況だよね~」「ふーん、わかるね」と、ふと言葉がこぼれるような作品です。どの本も表紙や裏表紙からは想像できないほど魅力的な内容に、とても感動しました。 MCL編集部(夢)
三冊堂632(2023/11/02)