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『さくららら』は、北海道で咲くさくらが主人公の写真絵本です。北海道にある背の低いさくらの「さくらちゃん」は、4月にはまだ雪景色の中。だんだんと暖かくなり、「じんじん ほかほか じんじん ほかほか」と、別の花たちは先に咲いていきます。さくらちゃんはいつ咲くのでしょう?「さくららら♪」と歌いだしたくなるような1冊です。
『よもぎだんご』は、よもぎを茹で、おだんごにするまでの過程も教えてくれる絵本です。春の桜が咲く中、おだんごが食べたくなったばばばあちゃんは、子どもたちとよもぎを採りに出かけます。よもぎだんごを作るためです。のびる、せり、つくし、いたどり等の、他の野草も子ども達に教えながら採ります。昔は、こういった光景が日常でみられたのかもしれませんね。最後に、おだんごを食べながら、ばばばあちゃんが歌った歌とは…?幸せな春の1日のお話です。
春の日差しを浴び、チューリップは地面に芽を出します。『チューリップ』は、土の中の球根が成長する様子を描いた絵本。きれいな花が咲く前の、びっしりと根を生やした球根の姿も美しく精密に描かれています。花が咲いているのはわずか1週間ほど。普段人が見ることのできない土の中の様子を知ることで、植物の生命力をより強く感じることができます。 MCL編集部(は)
三冊堂550(2022/4/7)