2024年 (令和6年)
11月24日(日)
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 「生きる力」について、内田樹、乙武洋匡、三浦雄一郎、西原理恵子ら7人の識者が語る『生きる力ってなんですか?』。乙武洋匡さんは、「生きる力」とは、自分の生き方、自分の人生を、自分で決めていく力だと言います。「自分はこうだ」と判断したり、その判断に沿って行動したりする力を身につけていかなければ、自分の生き方、自分の人生を、自分で決めていく力は身につかないだろうと語ります。子ども編と大人編の両方の視点で書かれていて親子で読める一冊となっています。

 乳児期から思春期までの発達段階で心にとめておきたいことを伝える『はじまりは愛着から』。児童精神科医である著者は、食べる、眠る、遊ぶという三つの要素が、生活リズムとして定着すれば、子どもは健康で幸福な日々を送れると言います。また、子どもたちの健やかな心の成長を願い「人間は、人を信じることができて、はじめて自分を信じることができ、自分を信じることが生きる力になる。温かな人間関係の中でこそ、人間は生きていることを実感できる」と語りかけます。本書を読んで、子どもとの接し方を見つめ直してみてはいかがでしょう。

 子どものやる気と才能を引き出すために、親が気をつけるべき言葉や接し方を紹介した『どんな子でもぐんぐんやる気が育つ親の力』。教育評論家である著者は、子どもにやる気がないと感じてしまう理由は、親の勘違いにある。勘違いに気づくと、子どもは変わり、自分の頭で「どうすればいいか?」をしっかり考えるようになると語っています。子どもが変われば、親子関係も今まで以上に良くなっていきます。本書には、子どものやる気を伸ばすヒントがあります。 MCL編集部(あ)

 三冊堂427(2019/11/21)