氷上を最大時速150キロの猛スピードで滑走し、1/100秒の世界でしのぎを削る競技ボブスレー。「BMW」「フェラーリ」は、ボブスレーの製作においても世界最高峰と言われています。そんな世界の超一流メーカーを相手どり「初の国産ボブスレーでソチ五輪を目指す!」と宣言したのは、大田区にある小さな町工場。『下町ボブスレー 東京・大田区、町工場の挑戦』は、その夢のプロジェクトの舞台裏を描いています。残念ながらソチ五輪出場の夢は潰えましたが、現在、映画「クール・ランニング」でも知られているジャマイカのボブスレーチームとタッグを組み、平昌オリンピック出場を目指しています!果たして実現するのでしょうか!?
今やすっかり人気競技となった女子スキージャンプ。北海道出身の高梨選手や伊藤選手には、平昌オリンピックでのメダル獲得が期待されています。『向かい風で飛べ!』は、父の仕事の都合で札幌から道内の田舎町に引越してきた小学5年生のさつきが、学校にうまく馴染めない日々を送っていたある日、同じクラスの理子から話しかけられ、スキージャンプと出会うことから始まる青春小説です。友人からライバルへとなっていく2人が、悩み苦しみながら、それでも努力を止めない姿を熱く描いた一冊です。「向かい風は、大きく飛ぶためのチャンス」。人生も逆境は裏を返せば大チャンス。じっくり力をためこんでもっと遠くまで飛べ!!
オリンピックの華、フィギュアスケート。4回転などの高度なジャンプや美しい演技は観ている我々を魅了します。フィギュアスケートに詳しくなくても、なぜか魅力を感じるという人たちに、その奥深さを伝えたい。著者のそんな強い思いが詰まった『チャーム・オブ・アイス フィギュアスケートの魅力』。本書は、「氷」「絆」「痛み」など八つの項目からフィギュアスケートを考察しています。世界中の約80名ものスケーターたちのインタビューを基に構成されていますが、スケーターたちの素晴らしい演技の写真もふんだんに使われてカラフルで美しい一冊になっています。 MCL編集部(吾)
三冊堂334 (2018/02/08)