2024年 (令和6年)
11月23日(土)
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午前10:00から
午後 6:00まで

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 4月15日(土)、出版社の農文協から講師を招いて、ちょっとしたアイデアやヒントで野菜づくりが楽しくなる「やさいづくり教室」を開催します。※講座の詳細はこちらから
 実用と観賞を兼ねたポタジェにも憧れますが、まずは花より団子。野菜がおいしく育つためのコツを摑みたいところ。『農家が教える便利な農具・道具たち』は、ベテラン農家や家庭菜園を楽しんでいる人がおすすめする、これぞという農機具約240点を掲載。かがむ必要のない楽ちんな石拾いの棒など、自作した自慢の農機具も紹介さています。

 家庭菜園の醍醐味は、採りたての野菜をすぐに食べられること。手をかけ、工夫をこらしてつくられたスープや汁物は、健康な人はもとより、消化する力の弱った人の命を育む食べものとして滋養があるのだそうです。野菜の滋味を深く感じる野菜のコンソメ、血行と疲労解消を促す玉ねぎのスープ。身体に染み入りそうなスープと汁物の手ほどきをする『あなたのために いのちを支えるスープ』。自らの口に入るものは、選んだり育てたりするばかりではなく、素材を生かし丁寧に料理することが大切なのだと知ります。
 手をかけ育て、丁寧に料理をした野菜たち。せっかくならば、登場するその舞台は少しこだわりたいものです。現代のライフスタイルに適う民藝の良品を届ける店「手しごと」の創設者の久野恵一が、全国40以上の窯元を巡り、その目で優れた手仕事を見出した『民藝の教科書1 うつわ』。民藝とは、健全で健康的な手仕事の品々なのだそうです。手間ひまを惜しまず人の手によってつくられたものは、いのちを支える力があるようです。 MCL編集部(そ)

三冊堂290 (2017/04/06)