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1905年の今日、日本初の都市間電気鉄道の阪神電気鉄道が開業。
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」 。この有名な一文に、心を射抜かれた人は多いのではないでしょうか。明治生まれの小説家・内田百閒が、1950年から1955年にかけて書いた紀行文。鉄道に乗る機会、いや、もはや乗ってみようと思いつく時間すらない日常に、百閒の滋味深く美しい描写が染みて、心がじんわりと満たされます。 MCL編集部(そ)
今日の一冊4492(2025/04/12)