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フナの日。古河鮒甘露煮組合によって約25年前に制定されました。
風邪を引いた。多分現在出張中の夫からうつされたものだ。風邪をひいた時の民間特効薬(焼きニンニクと熱燗)の材料は今は家に無く、市販の風邪薬を飲む。なんか規定量より多く手のひらに出てきたが戻すのも面倒だからそのまま飲むといつの間にか眠ってしまったようで犬の夢を見た。夫の出張中何となく怠惰な生活の中で思い出される子供の頃や昔の同僚。そんなある日、中庭でブリキのバケツを持った男が入り込んできていた。男はバケツの中身がフナであるということを伝えそのまま中庭に置いて行ってしまった-(鮒のためいき)。何も起こっていないと言えば何も起こっていないのですが、日常的かと言われるとそうでもないような、なんとも不思議な人たちの短編集です。 MCL編集部(綾)
今日の一冊4428(2025/02/07)