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9月6日は妹の日。
警察署からの電話で、兄の死を知ることとなった著者。病で体はボロボロ。生活にも困窮し、這い上がることもなく亡くなってしまった。遺体の引き取りからゴミ屋敷と化したアパートの片づけ、その他諸々の手続き…。考えただけでも途方に暮れてしまうこれらのことをお兄さんの元妻の加奈子さんと一緒に片づけていく。村井さんの筆致がそうさせるのか、この壮絶な出来事を悲しみに浸ることなく、駆け抜けるようにして読んだ。泣いて、笑って、また泣いて。家族を終うための目まぐるしい5日間を綴ったエッセイ。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊4274(2024/09/06)