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1980年、世界保健機関(WHO)が地球上から天然痘が根絶されたと宣言しました。
突然変異を繰り返し、時に深刻な感染症を引き起こす微生物と、免疫の獲得や医学の進歩で対抗してきた人類との果てしない競争を、環境史の観点から解説する一冊。2018年に文庫版として出版された本書ですが、現代社会は人口の過密化や高齢化、環境破壊によって、感染症の世界的な流行が起こる可能性が非常に高いことが指摘されています。新型コロナウイルス感染症と人類との戦いを経験し、以前の生活スタイルも戻ってきた今、感染症について改めて考えてみるのはいかがでしょうか。 ＭＣＬ編集部（里）
今日の一冊4153（2024/05/08）
