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漱石の日。1911(明治44)年のこの日、文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退したことに因んで。
漱石研究の第一人者である著者が、25の作品の中から413もの名言を掲載し解説する本書。物語の流れの中ではなく、敢えて登場人物の言葉だけを抽出して読むことで、その中に込められた深い意味に気づかされます。名言を通して、漱石の深い叡智を改めて感じることができる一冊です。 MCL編集部(な)
今日の一冊4076(2024/02/21)