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今日は正月に飾った正月飾りなどを燃やす左義長の日。どんど焼き、さいと焼き、おんべ焼きなど地方によってさまざまな呼び方がありますが、出迎えた歳神を、門松や注連飾りを焼くことによって炎と共に見送るとされる年中行事です。
福島県のいわき地方では、小正月に田圃の上に藁や柴草でつくり、中に囲炉裏を置いた「鳥小屋」と呼ばれるもの建て、1月15日の夜明けに焼く風習があったそうです。モノクロでありながら、日本の古からの人生儀礼がありありと伝わる写真集。写真には平易な解説が添えられています。文中の“滅びかかっている伝統は、どのようにして新しい生き方を見つけ再生するのか”という著者の言葉は、“削げるものは削ぐ”として正月を過ごした小生の胸に突き刺さりました。 MCL編集部(そ)
今日の一冊4038(2024/1/14)