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ムーミンの日。フィンランド発の児童文学「ムーミン」を記念する日で、原作者のトーベ・ヤンソン氏の誕生日でもあります。
人気エピソードの多いムーミンですが、今回は全集の中から6巻の表紙にも描かれている「目に見えない子」を紹介します。お話はムーミン達の家に、ニンニという女の子が預けられるところから始まります。ニンニは叔母さんから冷たい仕打ちを受けたせいで透明人間になってしまい、みんなは姿を見ることが出来ません。挿絵では顔や手足が描かれず、服とリボンだけが描かれています。温かいムーミン一家の人々と過ごす内に少しずつ姿が見えるようになるニンニですが…物語の最後、ニンニが完全に姿を取り戻すきっかけとなったのは、少し意外なある感情でした。その感情にネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、人が自分の心や大切なものを守るために必要な感情でもあります。気になった方はぜひ、読んで答えを確かめてみてください。 MCL編集部(小)
今日の一冊3880(2023/08/09)