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今日は世界海洋デー。国連が2009年から実施する国際デーです。
類まれな自然環境を持ち、独自の進化をとげた生き物たちの宝庫であったガラパゴス諸島は、1978年に世界自然遺産第１号に指定されます。しかし、世界遺産に登録されてから、多くの観光客が訪れるようになり、自然環境は瞬く間に悪化。多くの生き物たちが絶滅の危機に瀕していきます。本書では、20年以上現地に通い、2007年から原生林の復元に力を注ぐ著者が、その活動の内容や、ガラパゴスに暮らす生き物たちを紹介します。自然破壊の規模は、自然の回復力をはるかに上回っていると著者は言います。原生林だけにとどまらず、海でも汚染や地球温暖化による破壊が急速に進んでいます。自然を破壊しているのは、まぎれもなく私たち人間であるということをもっと真剣に受け止めなければいけないと痛感する一冊です。 ＭＣＬ編集部（ふ）
今日の一冊3818（2023/06/08）
