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『フナの日』。ふ(2)な(7)の語呂合わせで、2001年に茨城県古河市の古河鮒甘露煮組合が制定しました。
フナは、河川や湖沼、用水路など人間に触れやすい環境に生息しているため、昔から身近な魚として親しまれてきました。
今昔物語集にもフナが登場します。その昔、非常に賢くて優れた男がいました。しかし、お金には縁が薄く、今日食べるものすら無い状態でした。そこで、近くに住む知り合いの家に今日食べる分の粟を恵んでもらいに行きました。すると、知り合いは、「5日後にまとまったお金が入るので、その時に差し上げます」と男に伝えました。しかし、男は、以前出会ったフナの話を持ち出して…。
他にも鯉や蟹など、海の生き物が出てくる古典を集めた物語集。魚についての豆知識も収録しています。 MCL編集部(知)
今日の一冊3697(2023/02/07)