[BookShelf Image]:5020
1890年、当時の日本で最も高い建築物として、浅草凌雲閣が開場しました。
本書では、晩年の浅草十二階が物語の要(かなめ)として登場します。
死んだはずの姉を探す主人公が出会ったのは、少女ギャング団『紅紐団』。まっとうな世界に居られなかった少女たちが、紅紐の絆を頼りに、したたかに生き抜く様を彼は間近で体感します。
ラストの日付の意味に気づいた時、物語の余韻が一段と増すことでしょう。 MCL編集部(有)
今日の一冊3611(2022/11/13)