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今日は、国際協力の日です。1954年のこの日、日本が、初めて援助国としての国際協力として、途上国への技術協力のための国際組織「コロンボ・プラン」に加盟したことに因んで制定されました。
紛争地や災害地で医療支援をおこなう「国境なき医師団」。2009年から、「国境なき医師団」を取材している著者が、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンの5カ国をめぐる過酷な現実と、知られざる「国境なき医師団」の活動を伝える本書。「国境なき医師団」で働いているのは、医療関係者だけではありません。ほぼ半数が非医療者で、彼らはノンメディカルと呼ばれているそうです。現地の活動で欠かすことのできない「水の供給」や「電気の確保」などは、すべてノンメディカルの人たちの仕事です。初めて知る「国境なき医師団」の仕事に驚くばかり。私たちにできることは、まず「知ること」なのだと改めて感じる一冊です。 ＭＣＬ編集部（ふ）
今日の一冊3573（2022/10/06）
