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今日は望遠鏡の日。1608年のこの日、オランダの眼鏡技師リッペルハイが遠くの物が近くに見えるという望遠鏡を発明し、特許を申請する為にオランダの国会に書類を提示しました。しかし、原理があまりにも単純で誰にでも作れそうだという理由から、特許は受理されませんでした。
さて、時は流れて2019年。これまで理論上の存在だったブラックホールのシルエットがついに撮影されました。これを観測したのがイベント・ホライズン望遠鏡。なんと、世界中の電波望遠鏡をつなぎ、地球を一つの巨大な望遠鏡にしようという途方もないプロジェクトです。本書では、今回の発表に立ち会った天文学者・谷口教授によってその成果を解説。これからの進展が楽しみになる一冊です。 MCL編集部(里)
今日の一冊3569(2022/10/02)