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今日は日本国民にとって忘れられない1日です。1945年のこの日、昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられ、第二次世界大戦の終結となりました。
今年は戦後77年を迎え、戦後80年となる時代が近づいてきています。それだけの時が経っても私たちには決して忘れてはいけない記憶があります。
本書は戦前から戦後の時代を生きた家族の物語です。親子三世代、それぞれの立場から情景や想いが描かれています。周囲に非国民と呼ばれた父を情けなく思っていた息子・良彦は、父の遺品から見つけた日記によって、当時の辛い体験や苦悩を知ることに。厳格ながらも女手一つで家族を守る祖母の姿や、家族を支える優しくもたくましい母の言葉に激動の時代を生きた家族の強さを感じる心揺さぶられる作品です。
戦争の記憶を風化させないためにも、今日という日を戦争の歴史を改めて学ぶきっかけにしてはみませんか。 ＭＣＬ編集部（羽）
今日の一冊3521（2022/08/15）
