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2013年、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」が世界文化遺産に登録されました。
登録名称にもあるように、富士山は古くから数多くの和歌や物語、絵画に登場し、日本文化の象徴となっています。中でも世界的に人気の作品と言えば葛飾北斎の「富嶽三十六景」ではないでしょうか。
現在でも多くの人々を魅了する北斎は、生涯93回も引っ越しをした引っ越し魔だった…など、変わり者としての逸話も有名です。しかし作品の知名度に比べるとその生涯はあまりよく知られてはいないのかもしれません。本書では、北斎の足跡や逸話、当時の社会情勢などを照らし合わせながら、その人物像に迫って行きます。
自らを画狂と称し、生涯現役を貫いた北斎。その生きざまは、残された作品にも引けを取らないほど気迫に満ちています。 ＭＣＬ編集部（里）
今日の一冊3467（2022/06/22）
