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1809年2月10日、間宮林蔵が樺太とロシアが海で隔てられ、島であることを確認。後に「間宮海峡」と名づけられました。
かつてサガレンとも呼ばれた樺太は、幾度となく国境線が引かれ、歴史に翻弄された地でもあります。北緯50度以南には大日本帝国によって鉄道が敷設され、多くの人々が国境観光に訪れました。本書はかつてこの地を訪れた作家の足跡をたどり、残された作品とその内面を読み解く紀行文。第一部では林芙美子、第二部では宮沢賢治の旅を追います。
なぜ、彼らは北の果てを目指したのか。あなたもサガレンの空気を感じながら一緒に旅をしてみませんか? MCL編集部(里)
今日の一冊3335(2022/02/10)