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1948年、イギリスによる委任統治が終結し、イスラエルが建国を宣言しました。これに対し、アラブ諸国がイスラエルへの戦争を宣言し、第一次中東戦争が勃発します。
この本は、元外務省職員であり、イスラエルとも親交が深い、著者の中東や世界情勢に対する日本のあり方についての考察をまとめたものです。その中で、イスラエルやユダヤ人についてより正確に理解する必要があると説いています。 ここで語られる著者の主張は、読む人によって賛成・反対、様々な意見を抱くかもしれません。ですが、なぜ自分がそう考えたのかを見つめなおすことや、偏見や感情論ではなく、もっと様々な角度からの知識や情報をもって国際情勢を知る必要があるのではないか?と考えさせられる一冊です。 MCL編集部(里)
今日の一冊3063 (2021/05/14)