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今日はスズランの日です。フランスでは、この日に日頃お世話になっている人などにスズランを贈る習慣があり、贈られた人には幸せが訪れると言われています。
花にも人間と同じように、それぞれの物語があります。今日紹介する絵本は、花言葉をモチーフにした、小さなおはなし５編を収録した絵本です。その中の『スズランのひびき』では、新月の満天の星が輝く夜に、チリンチリンと本物の鈴のようにスズランを鳴らす、いたずら者が登場します。人がスズランに近づくと、鈴の音はやんでしまうのですが、また別のところからチリンチリンときこえてきます。こんなかわいいいたずらをするのは、一体誰なのでしょうか。やわらかなタッチの色鉛筆で描かれた、幻想的でちょっぴり不思議なおはなし集です。 ＭＣＬ編集部（ふ）
今日の一冊3050 (2021/05/01)
