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1940年の今日、東京帝国大学出身の古田晁が筑摩書房を設立。名称は、古田の故郷である長野県東筑摩郡筑摩地村(現塩尻市)にちなんだそうです。
筑摩書房のマークのデザインを手がけたのは、何と日本の装丁家・美術評論家の青山二郎です。「僕たちは秀才だが、あいつだけは天才だ」と小林秀雄に言わしめた青山の評論集。本人が「僕の装幀の傑作」と語る中原中也の詩集、『在りし日の歌』のエピソードは、現在の出版事情と重なるところがあり、短いながらも青山と中原の関係性が垣間見えます。 MCL編集部(そ)
今日の一冊2733(2020/06/18)