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今日はバイオリンの日です。1880年のこの日、東京・深川の三味線職人・松永定次郎が国産バイオリンの第1号を完成させました。
病気で寝たきりの妹サーラのそばに付き添う兄。ある夜、兄はパパがドイツで買ってきた黒いバイオリンを弾いてほしいとサーラにお願いをされます。バイオリンを弾くことができない兄は、キイキイとひどい音を奏でます。すると、全身黒づくめの死神がサーラの足元に現れて…。一晩中、必死にバイオリンを奏でる兄。いつしかその音色は、死神の心にも届きます。妹への深い愛情と、生きることへの喜びと祈りを描いた絵本です。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊2438 (2019/08/28)