[BookShelf Image]:2130
1981年の今日、ロッキード事件の裁判において、榎本被告の夫人・三恵子氏が田中元首相の5億円受領を裏附ける証言。「ハチのひと刺し」が流行語にもなりました。
「ニワトリからアヒル」など、中日新聞で活躍した記者である著者が、政(まつりごと)に使われた言葉や流行語ともなった社会現象を通して、戦後日本の事実を読み解く一冊。私たちが親しんでいるそれらの言葉は、一般的な解釈とは別の意味や誤訳であるものが独り歩きしていることがあるそうです。人間が持つ最大の武器は「言葉」であり、政治家、企業経営者など他人を引っ張っていく立場の人、未来ある子どもを教育する教師の言葉は、一般市民以上にその責任が重いと著者は述べています。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1769 (2017/10/28)
今日の一冊1769 (2017/10/28)