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全国木製はきもの業組合連合会が制定した下駄の日。7は下駄の寸法でよく使われる数字で、22は下駄の跡が「二二」に見えることからだそう。
「たけくらべ論争」と呼ばれる言葉ができたほど、物語の最後に余韻が残る作品。吉原の遊女を姉に持つ勝気な娘の美登利。ある雨の日、家の前で僧侶の息子の信如が、下駄の鼻緒が切れ困っているのを見かける。鼻緒を直すための端切れを投げて助けようとする美登利。それに気づきながら無視してしまう信如。二人のあわい想いが立ち上る。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1671 (2017/07/22)