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1951年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が日本の加盟を承認。ユネスコは教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さないとの理念により設立された。
戦争、環境汚染、金に目がくらんだ役人、いじめ・・・。新聞の悪い記事ばかりの世の中を救うため教授が考えたのは『人類やりなおし装置』。銃はラッパズイセンかオニユリに変え、ロケット弾はタケノコになり、戦場は花と緑に包まれる。自動車は菊人形、学校は森にもどり、人類は、花と緑の中で、もういちど最初からやり直す。世界平和のためには、多少の犠牲はやむを得ないが、変えてはいけないものも出てきて。完成した装置のスイッチを入れると・・・。助手の〝ぼく〟の立ち位置もまたいい。 MCL編集部(敬昌)
今日の一冊1640 (2017/06/21)