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七人の侍の日。1954年、黒澤明監督の映画『七人の侍』が公開された。複数のカメラで同時に撮影する方式を採用し、ダイナミックな編集を駆使たアクションシーンは、世界の映画人・映画作品に多大な影響を与えた。
大人たちが忘れてしまった過酷な精神生活を描いた「子ども」をテーマにした短篇小説のアンソロジー十二篇。『七人の司書の館』は、新しい図書館の陰で忘れ去られた図書館で暮らす七人の司書の元に、本の延滞料代わりとして可愛らしい女の赤ちゃんが入ったバスケットが届く。図書館から一歩も外に出ないまま、山ほどの本に囲まれてすくすくと成長するが、17歳になった9月のある日、本で知った世界を体験するため図書館を出ていくまでの一篇。 MCL編集部(敬昌)
今日の一冊1584 (2017/04/26)