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1998年の今日、奈良県明日香村にあるキトラ古墳の内部に、星宿図などが描かれていることが発見されました。
3万画素のファイバースコープが、古墳内部の北の方角を司る「玄武」をおぼろげながらにとらえたのは、その15年前のこと。当時、国内2例目の本格的古墳壁画が出現したということで話題になりました。奈良時代以前に遡る数少ない絵画であることも然ることながら、星座の運行を詳細に記録した天井の天文図が、東アジアでも最古級の資料とされるキトラ古墳壁画。その発見は、とても重要なことなのだそうです。昨年、古墳一帯が国営飛鳥歴史公園として整備されたキトラ古墳の、発見からこれまでの経緯を簡単に知ることができます。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1533 (2017/03/06)