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福の日。2(ふ)9(く)の語呂合わせによって制定されました。この他にも2月9日は「服」「ふく(ふぐ)」「肉」など様々な語呂合わせの記念日に制定されています。
こちらの一冊は長谷川義史さんの絵本「いいから いいから」の第3弾。「ぼく」とおじいちゃんが道で出会った汚いじいさん。実は貧乏神だったじいさんをおじいちゃんは「よかったら、うちにきませんか」と誘います。が、貧乏神が来た途端お父さんは仕事を失い、お母さんもお財布を無くしてしまいと貧乏な事件が次々と発生!ついに電気も止まってしまい…どうなるぼくの家?!普通の物語だと不穏な雰囲気になるはずが、「いいから、いいから」が口癖のおじいちゃんのおおらかさでほのぼのとしてしまうのがこの絵本の魅力。物語の後半では貧乏神とは真逆に派手で明るい「福の神」も登場するのですが、これで貧乏を抜け出してお金持ちになりめでたしめでたし…とはいきません。まさかのオチに笑いながら、確かな「福」を感じられるお話です。 MCL編集部(小)
今日の一冊1508 (2017/02/09)