[BookShelf Image]:1624
一茶忌。俳諧師・小林一茶の1827(文政10)年の忌日です。
小林一茶の句を季節ごとに紹介する本書。解説付きですので、現代の私たちの聞き慣れない言葉でも、句の情景を想像することができます。一茶は擬音語、擬態語を旺盛に用いました。『大雪の 山をづかづか 一人哉』。「づかづか」とは降ったばかりの雪ではなく、解けきらずにまた冷えて固まった雪の上を踏む音だそうです。確かに、そんな音がしますね。短い言葉から、無限の世界が広がる面白みを体感できる俳句集です。 MCL編集部(は)
今日の一冊1426 (2016/11/19)