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1964年の今日、東京五輪の柔道会場として東京・北の丸公園に日本武道館が開館しました。
日本武道館は、過去の古い様式を排し、自由で新しい様式の確立を目指す分離派建築会の中心人物だった、山田守によるデザイン。八角形なのは、法隆寺夢殿をモデルにしたからなのだそうです。山田守は、ロウソクのような「京都タワービル」の設計者でもあり、執筆者の一人である藤森照信は、「京都タワーは複雑である」と語っています。50の建築を通じて戦後という時代を浮き彫りにすることをテーマにした本書。歴史と建築の密接な関係を垣間見ることができます。 ＭＣＬ編集部（そ）
今日の一冊1379 (2016/10/03)
