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1982年、イギリスのサッチャー首相来日。
英米人にとって、聖書やシェイクスピアに並ぶ基礎教養だと言われているそうなのが「マザー・グース」だそうです。和訳の決定版と言える、谷川俊太郎訳の「マザー・グースのうた」第1集~第5集が、「妖しい絵本」として紹介されています。イギリスらしいナンセンスな言葉遊びを駆使して謳われる死、狂気、運命の不条理。紹介された詩の挿絵は、バラバラになった頭や手足を描き出し、怖くても目が離せません。不思議なものに心惹かれる私たち。「奇」「異」「怪」「妖」の4つをキーワードにした「あやしい」絵本の世界に私たちを誘う1冊です。関連本「こわい絵本」もあわせてお薦めします。 MCL編集部(紀)
今日の一冊1363 (2016/09/17)