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酒をこよなく愛した歌人・若山牧水の1885年の誕生日であることから、今日は愛酒の日。
―白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり―と詠んだ牧水であるが、幼少から終焉まで、歯の疾患に悩み苦しんだという。歯科医師である著者は、歌の中の「しみとほる」とは、牧水が歯の疾患を常に所持していた見方もあると考える。酒も愛した牧水であったが、旅もまた愛し、日本各地で歌を詠んだため、全国いたるところに、歌碑がある。ここ幕別町にも、道内唯一の歌碑が残されている。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊1339 (2016/08/24)